在広州日本国総領事館より(鳥インフルエンザ(H7N9)に注意その17)

以前紹介した広州日本総領事の在留邦人向けメールマガジンで、本日下記内容の通達が来ました。

現状として、こういう数字が公式にでているということ。

一方で、広州市内で私の少ない知り合いとそのネットワーク内では、今の所H7N9 鳥インフルエンザにかかったという人の話は聞いたことはない

鳥インフルエンザA(H7N9)に関する情報が更新されました

平成29年7月19日掲載

●中国国内では、鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例が増加しています。
●発生地域に渡航・滞在する際は、こまめに手を洗う、生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避けるなど、予防に心がけてください。
1.中国、香港及びマカオにおける鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例
(1)中国では、2016年12月以降、鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例が大幅に増加しており、国家衛生・計画生育委員会(NHFPC)が発表した2017年6月の報告数は、35例(うち死亡13例)となりました。感染例が急増した本年1月以降、夏期に向けて減少傾向にありますが、引き続き前年同月に比べ大幅に増加しています。
2016年12月以降の中国国内における発生状況は以下のとおりです。

2016年12月 感染者報告数 106例 うち死亡 20人
2017年 1月 感染者報告数 192例 うち死亡 79人
       2月 感染者報告数 160例 うち死亡 61人
3月 感染者報告数  96例 うち死亡 47人
4月 感染者報告数  81例 うち死亡 24人
5月 感染者報告数  72例 うち死亡 37人
6月 感染者報告数  35例 うち死亡 13人
(参考)2016年 6月 感染者報告数   7例 うち死亡  5人
(2)2016年12月以降、香港で5例(うち死亡1例)、マカオで2例のヒト感染が報告されています。
(3)つきましては、中国、香港及びマカオへの渡航を予定している方又は既に滞在中の方は、在中国日本国大使館及び各総領事館のホームページなどから最新の関連情報を入手し、以下2.を参考に十分な感染予防に努めてください。

2.鳥インフルエンザA(H7N9)について
(1)症状
これまで海外で報告された情報によると、多くの患者に発熱や咳、息切れ等の症状が見られたことに加え、重症の肺炎に発展し、中には死に至るケースが見られました。ただし、この病気の詳細はまだ分かっていません。
(2)感染源
現時点において感染源は不明ですが、鳥インフルエンザにかかった鳥の羽や粉末状になったフンを吸い込んだり、その鳥のフンや内臓に触れてウイルスに汚染された手から鼻へウイルスが入るなど、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれに感染すると考えられています。ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されていません。
(3)予防
鳥インフルエンザA(H7N9)に対する一般的な予防策は以下のとおりです。
 ●休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
 ●手指等の衛生保持に心掛ける。
 ●咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
 ●温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
 ●高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。
また、鳥インフルエンザA(H7N9)の特徴及び上記に追加する具体的予防策は以下のとおりです。
 ●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
 ●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
 ●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
 ●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
 ●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
(4)発生地域からの帰国時・帰国後の対応
帰国時に発熱、咳、のどの痛みなどの症状がある場合には、検疫所の健康相談室に申し出てください。また、帰国後10日以内にこれらの症状が出た場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診し、発生地域に渡航・滞在していたことを伝えてください。

3.海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/)

(参考情報)内閣官房(新型インフルエンザ等対策)
http://www.cas.go.jp/jp/influenza/about_h7n9.html
鳥インフルエンザ(H7N9)について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html
中国国家衛生計画生育委員会
http://www.nhfpc.gov.cn
香港衛生署衛生防護センター
 http://www.chp.gov.hk/en/guideline1_year/29/134/332.html
マカオ特別行政区政府衛生局
 http://www.ssm.gov.mo/portal/
WHO:Avian influenza A(H7N9) virus
http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/influenza_h7n9/en/

(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5367
 ○外務省海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/(PC版
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html(スマートフォン版
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp(モバイル版

(現地公館等連絡先)
○在広州日本国総領事館
(管轄地域:広東省,海南省,福建省,広西チワン族自治区)
住所:広州市環市東路368号花園大厦
電話:(市外局番020)-83343009(代表),
(市外外局番020)-83343090(領事・査証)
国外からは(国番号86)-20-83343009(代表),
(国番号86)-20-83343090(領事・査証)
ホームページ:http://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/
 ○在中国日本国大使館
(管轄地域:北京市,天津市,陝西省,山西省,甘粛省,河南省,河北省,湖北省,湖南省,青海省,新疆ウイグル自治区,寧夏回族自治区,チベット自治区,内蒙古自治区)
住所:北京市朝陽区亮馬橋東街1号 
電話:(市外局番010)- 8531-9800(代表)
(市外局番010)-6532-5964(邦人援護)
国外からは(国番号86)-10-8531-9800(代表),
(国番号86)-10-6532-5964(邦人援護) 
ホームページ:http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm
○在上海日本国総領事館
(管轄地域:上海市,安徽省,浙江省,江蘇省,江西省)
住所:上海市万山路8号 
電話:(市外局番021)-5257-4766
国外からは(国番号86)-21-5257-4766 
ホームページ:http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/
○在重慶日本国総領事館
(管轄地域:重慶市,四川省,貴州省,雲南省)
住所:重慶市渝中区鄒容路68号 大都会商廈37階
電話:(市外局番023)-6373-3585
国外からは(国番号86)-23-6373-3585
ホームページ:http://www.chongqing.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm
○在瀋陽日本国総領事館
(管轄地域:遼寧省(大連市を除く),吉林省,黒龍江省) 
住所:瀋陽市和平区十四緯路50号
電話:(市外局番024)-2322-7490
国外からは(国番号86)-24-2322-7490
ホームページ:http://www.shenyang.cn.emb-japan.go.jp/
○在瀋陽日本国総領事館大連領事事務所
(管轄地域:大連市) 
住所:大連市西崗区中山路147号 森茂大廈3F 
電話:(市外局番0411)-8370-4077
国外からは(国番号86)-411-8370-4077
ホームページ:http://www.dalian.cn.emb-japan.go.jp/jp/index.html
○在青島日本国総領事館
(管轄地域:山東省) 
住所:青島市香港中路59号 国際金融中心45F
電話:(市外局番0532)-8090-0001
国外からは(国番号86)-532-8090-0001
ホームページ:http://www.qingdao.cn.emb-japan.go.jp/jp/index.html
○ 在香港日本国総領事館
住所:46 - 47/F, One Exchange Square, 8 Connaught Place, Central, Hong )
香港中環康楽広場8号交易広場第一座46楼及47楼)
電話:2522-1184
国外からは(国番号852) 2522-1184
ホームページ: http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/index02.html



中国VPN規制問題

中国ではVPNがないと見られないウェブサイトが多いので、中国在住の外国人はほぼほぼ VPNを使っている現状。

それが2018年頃までに全面的に禁止される、いややっぱり全面禁止はない、という噂がここ半年くらい二転三転している今日この頃。

実際外資系ホテルでVPNサービス提供を(自主的に?!)やめたところも有るとか、すでに一部影響は出始めているということ。

因みにVPNがないと、google関連は一切見られない。あとは日本人がよく使う、LINE, Instagram, Facebook, YouTube, TwitterはVPNがないとつながらない。他にも特定のWebサイトは内容によってはつながりにくかったりする。(香港に関してのウェブサイトもつながりにくいかな。)

YahooメールとHotmailはVPN無しで使えるので、中国国内でEメールを使いたい場合はアカウント作っておくと便利。

今後どうなるのかは、引き続き細心の注意を払っていきたい。

広州のWi-fi環境・5Gネットワークについてはこちら。


広州から海南島・三亜へ

観光開発が進んでいる海南島・三亜に旅行に行くのが気になっている人も増えてきているとか?!

海南省政府観光局公式サイトの日本語版はこちら。


【気候・ベストシーズン】

10月中旬から4月中旬乾期のベストシーズンらしく、5月頭頃の労働節が一番のピークらしい。日本のゴールデンウィークの時期と被るかもしれないが、中国人でごった返すはずなのでそこは避けた方が良さそう・・。


【交通】

日本からだと、羽田から広州か上海乗り継ぎ、香港経由もあるということ。広州乗り継ぎ一番ロスがなさそう。

広州から海南島の三亜までは、フライト片道約1時間半で、中国南方航空等各航空会社から一日何便もでているので都合のいいフライトの時間も選べるし、子連れとしては大変旅行しやすいので交通の便でいうと大変おすすめ。

【ホテル】

リゾートの旅行ではやはりホテルが一番大切なので、ホテル選びは妥協なく

三亜には外資系の大手5つ星レベルのホテルがずらっと揃っているのでそこは安心。ホテル選びの際には、ホテル予約サイトやブログなどの口コミ要チェック!

子連れなので、キッズプールやキッズアクティビティがあるところを選んだが、海南島の大手外資ホテルであれば大体どこも子供向けの施設はあったように思われる。

【感想】

海南島は中国のハワイと聞いたことはあるが、決して“日本人の考えるハワイ”を想像してはいけない!

ハワイのように、お洒落なお店や美味しいレストラン、ショッピングも楽しい!居るだけで癒される!・・・なんてことは一切無い。(笑)

緯度がハワイと同じらしいが、ただ中国国内の南国リゾートというだけ。
海南島といっても当然中国なので、サービスレベルはやはり中国レベル止まり。中国国外からの外国人旅行客よりも、中国国内の旅行客がメインターゲットなようなので、ホテルの従業員の英語のレベルも全体的に高くない。(街中の人は確実に英語NGのはず)

観光・ショッピング・アクティビティなどをあまり求めないのであれば(たぶん海南島にそれを求めて行く人はあまりいないと思うが)、ホテルさえよければ問題なく快適に海南島で素敵なバカンスを過ごすことができるはず。

過剰な期待をせず、中国のサービスに慣れているのであれば特にビックリすることもないはず。日本から遙々乗り継ぎまでして来たら・・・、正直ちょっといやかなりがっかりするかもしれない。

因みに、シンガポールなどで有名な海南チキンは、海南島出身の華僑が広めたものらしいが、現在は海南島が海南チキンの本場という訳ではないので、海南島での海南チキンはあまり期待できない。(笑)